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Cafetoria Roastery

Cafetoria Roastery
2017-06-27 Tero Rehula

カフェトリア・ロースタリー

カフェトリア・ロースタリーは、フィンランドにあるラテンハート溢れるマイクロロースタリーです。ペルー人のIvan Oreさんが、奥さんのMia Nikander-Oreさんとともに2002年に創業を開始しました。フィンランドで2番目に古いロースタリーとして知られています。

 

15年以上もの間、ペルーの小さな農園とコーヒーの直接売買を行う

Oreさん夫妻のコーヒーの旅は、2001年のペルー旅行がきっかけとなり始まりました。コーヒー生産者であるOreさんの叔父さんは、ペルーからフィンランドにコーヒー豆を輸入し、地元のロースタリーに売ってはどうかとOreさん夫妻に提案しました。叔父さんの農園で採れたコーヒーがあまりにも美味しかったことと、ペルーの小さなコーヒー農園を支援したいというOreさん自身の思いが決め手となり、叔父さんの提案に賛同することとなりました。

それからOreさん夫妻は、世界中のコーヒーについて徹底的に研究を重ねました。しかし、Oreさんのコーヒーへの熱い思いはペルーからのコーヒー豆の輸入だけにとどまらず、2002年には自らロースタリーを創業し、自分でコーヒー豆を焙煎するまでになりました。もともと、オタニエミにあるアールト大学で電気通信学で修士号をとるためにフィンランドに来たOreさんにとって、ロースタリーの創業など、考えてもみなかったことでした。

カフェトリア・ロースタリーとペルーのコーヒー農園との息の長い関係はまだまだ続いています。Oreさん夫妻は毎年、繁忙期が終わった頃、つまりクリスマスの時期の前に毎年ペルーを訪れ、そこで数週間を過ごします。夫妻が扱うコーヒーの中でも、グランパロマコーヒーは今ではフィンランド人にも大人気です。ペルーのパロマ地域でとれるこのコーヒーは、フェアトレードとオーガニックである認可をもらっており、この品種を取り扱っているカフェトリア・ロースタリーがどれだけ環境的にも社会的にも持続可能なコーヒー生産に献身しているかが伺えます。

 

ロホヤで、幾つもの種類のコーヒー焙煎に情熱を注ぐ

カフェトリア・ロースタリーは、ヘルシンキから約50キロ西に離れた市で、湖の岸辺であり丘陵の隣に位置するロホヤにあります。彼らが使う焙煎機は、古い、ドイツ製の伝統的なProbat UG22です。この焙煎機は1970年代に製造され、スイスからカフェトリア・ロースタリーによって購入されたものです。古くて伝統的なProbatは、コーヒーの豆の風味を非常に細かく調整できることから、多くの焙煎家の間で高い需要があります。

カフェトリア・ロースタリーが常備するコーヒーは16種類以上にも及び、どんな人でもお気に入りを見つけることができます。「いろんな人にコーヒーを飲んでもらいたのです。だから、多くの種類のコーヒーを焙煎しています。また、1つの種類のコーヒーでいろんな焙煎方法を試すことで、コーヒーの新しい面を発見することもできるのが面白いんです。」と、焙煎マスターのOreさんは説明します。焙煎する上でのポイントは、浅煎りか深煎りかに関わらず、渋みと苦味が出ないように工夫を凝らすことだそうです。

カフェトリア・ロースタリーでは、ロブスタ種のコーヒーも扱っており、彼らのコーヒーに対する寛容さが伺えます。「ロブスタ種は、いとこにあたるアラビカ種と比べ苦味が強いと考えられているため、ふつう、コーヒー産業界ではタブーなんですが。」と、奥さんは言います。

Oreさんは自分の焙煎方法を信じており、細かすぎる手引には従いません。「もちろん多くの場合、コーヒー豆の風味は浅煎りのときにピークになりますが、深煎りでも、ほどよい甘さとよりバランスのとれた風味を楽しむことができるんです。」Oreさんは、15年間もの焙煎経験に加え、SCAE (Specialty Coffee Association of Europe) によるプロフェッショナルバリスタ認定を持っており、2007年に行われた第1回フィンランドカップテイスティング大会では1位に輝きました。

 

Cafetoria Roastery Cafe teamTöölöにあるカフェと、国際色豊かなチーム

カフェトリア・ロースタリーは、ヘルシンキのEtu-Töölöというエリアにカフェを1店構えています。2017年5月に全面的に改装が行われ、カフェトリア・ロースタリーで取り扱う幅広い種類のコーヒーに加え、スナックや軽食を提供しています。コーヒーを淹れるのは、ベンジャミン、ダニエル、レヴィの3人の熟練バリスタです。

ベンジャミンはアメリカ系フィンランド人で、長い年月をスペインで過ごしました。ダニエルはチリ系ノルウェー人で、ノルウェーとスペインで長年暮らしてきました。レヴィはポルトガル人で、スペインで長く住んでいました。このカフェでは、スペイン語だけでなく、フィンランド語、英語、ポルトガル語、そしてノルウェー語でもサービスを提供しています。Oreさんの他にもう1人コーヒーを焙煎しているのは、ペルー出身のカルロスです。

スペイン語の他に、カフェトリアでの求人において統一している要素は、コーヒーへの情熱です。「あなたがコーヒーを選んだのではない、コーヒーがあなたを選んだのだ。」というフレーズは、カフェトリアで働く人々のコーヒーに対する情熱を反映しています。コーヒーへの愛とあたたかな雰囲気は、カフェトリアでの焙煎からコーヒーの淹れ方、カフェでの接客など、様々な場面でひしひしと感じ取れます。

 

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