Finca El Amparo
風味として、パイナップルの缶詰、煮込んだプラム、赤ブドウ、そして後味にはクローブのようなスパイスの効いた香りが特徴です。
今月のSLURP rareでは、一風変わった環境から来たコーヒーをお届けします。ニカラグアのNueva Segovia地域にある、生産者のDon Reginaldoさんが一家で何十年もの間大事に手入れしてきた4mzの小さな農園、Finca El Amparo農園で育ったコーヒーです。栽培がこの農園で行われましたが、コーヒーの実の精製に関しては、Bridazulという会社によって行われました。Bridazulは、2018〜2019年に、Claudia LovoとTim Willemsによって設立された会社です。彼らのビジネスは、農家からコーヒーの実を買い取り、それを精製することです。「一人一人が、それぞれの得意とすることに集中すべきだ」をモットーに掲げています。操業して間もないものの、Bridazul はこれまでProject Originなどの会社と共同し、独創的な精製方法で、高い結果を生み出してきました。
このコーヒーの品種は、Maracaturraです。摘み取ったあと、コーヒーの実は蓋をしたバケツに144時間入れられ、監視のもと、嫌気的発酵方法が行われます。発酵過程が終わると、次は高床の上で32日間、日陰のもとで乾燥されます。このように、驚くほど長い時間発酵させることで、コーヒーの実がより熟成し、トロピカルフルーツや、煮込んだフルーツのような風味を醸し出すようになります。これだけ長い時間発酵され乾燥されたあとでも、これほどクリアで鮮やかな風味を持つこのコーヒー。精製がいかに精密に丁寧に、高い技術をもって行われたかが伺い知れます。後味はすっきりと、赤ブドウのような酸味を思わせます。これは、実に奥の深いコーヒーです!
農園:Finca El Amparo
生産者:Reginaldo Castellano
地域:La Tablazon, Nicaragua
標高:1400 masl
品種:Maracaturra
精製方法:Extended fermentation (Bridazul会社による)
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