SLURP rare コーヒーの詳細情報
世界で最もユニークなコーヒーを味わおう!
最近お届けした SLURP rare コーヒー
Don Martin
2022年、第一回目となるコーヒーは私と長くお付き合いのある19gramsのコーヒーで迎えたいと思います。
エチオピア産のShantawene Anaerobicは昨年お送りしたレアコーヒーの中でも、公表を博したものの1つでした。今年もまた早々に19gramsからコーヒーをお届けしたいと思い、彼らのコレクションの中からレアコーヒーにぴったりと合ったものを選びました。
今回のコーヒーは先月紹介したパープカラエほど珍しい品種ではありませんが、それでもまだまだ市場に出回ることの少ないレアなコーヒーです。コスタリカのドン・マーティンからナチュラルプロセスの「Dwarf Geisha」を紹介します。
La Chumenca農園は、コスタリカで最も有名なコーヒー産地のひとつであるTarrazu地方にあります。標高は2000m。コーヒーチェリーはゆっくりと成熟し、深く複雑な風味を醸し出す気候にも恵まれています。
この農園では熟した真紅のチェリーだけを収穫し、ナチュラルプロセスで加工しています。アフリカンベッドの上で天日乾燥されることで、効率的で均一な空気の流れを確保し、クリーンな風味のコーヒー豆を生産するこができます。
Don Martin はこのコーヒー豆を加工するようになって、もう50年以上が経つと言います。「農園の責任者としてコーヒーを育てながら、加工に至るまで積極的に日々に仕事に取り組んできました。25年前にはコーヒーの収穫でOlga Jimenezと出会い結婚。家族一丸となりコーヒービジネスを育て上げてきましたよ」
「Dwarf Geisha」というのは、2010年の初めにCafé Granja のような世界的に有名な生産者が取り扱うようになった品種です。
実はこの品種も最初は「Geisha」としてCafé Branjaに持ち込まれたのですが、植えてから生育を調べたところ、実はGeisha種でないことが明らかになったのです。
しかしGeishaを思わせる柔らかな花のようなかおりを持つ、非常に美味しいコーヒーができあがりました。そこでこの品種をスペイン語でDwarf(注:日本語では神話やおとぎ話に出てくる小人)を意味する「Enano」と呼ぶことにしました。いつもはナチュラルプロセスで加工され、柔らかい花の香りはより一層強まっています。
ストロベリージュース、バイオレット、熟したアプリコット、そしてトーストしたアーモンドの香りをお楽しみください。
農園: La Chumeca
生産者: Don Martin Urena
エリア: Tarrazú, Costa Rica
栽培地標高: 2000 masl.
品種: Dwarf Geisha
精製方法: Natural
SLURP rare
V60 ブリューイングガイド
作成者:Jarno Peräkylä
- ペーパーフィルターをV60にセットし、お湯を回しかけ、すすぐ。すすいだ水を捨てる。
- 20gのコーヒー粉をフィルターに入れる。この時、コーヒーベッドが平らになるように。
- 60gのお湯(96℃)をコーヒー粉に注ぎ入れる。15秒以内にスプーンで優しくかき混ぜ、すべてのコーヒー粉を濡らす。
- 注ぎ開始から45秒経ったところで、円を描くように均等にお湯を注いでいく。特にお湯を対流させる必要はない。お湯を合計300ml注いだところで一旦止める。この時、注ぎ開始から約1分20秒経っているのが目安(お湯を注ぐスピードを調節し、1分20秒になるようにする)。
- スプーンで表面を優しくかき混ぜ、ペーパーフィルターの縁についたコーヒー粉をお湯に落とす。
- 注ぎ開始から1分45秒経ったところでV60を持ち、再度優しく混ぜる。この時も、ペーパーフィルターの縁についたコーヒー粉を落とすことが目的。
- 合計抽出時間は2分30秒〜2分45秒が目安。抽出が速すぎるようなら、コーヒー粉の挽き目をもう少し細かくする。逆に遅すぎるようなら、粗くする。