Rocky Mountain Hercules Gesha
今月は世界で最も影響力があると言われているパナマのコーヒー農園をご紹介します。 SLURP rareではナチュラル・プロセスやアナエロビック・プロセスのGesha種のコーヒーをたくさん入手し、頻繁にカッピングを行っていますが、今回のコーヒーはその中でも他に類を見ないほど際立っていました。 驚くほど強いアロマ、熟したフルーツの風味、ベリーのような甘さと複雑な爽やかな酸味。このサブスクリプションのテーマでもあり、私たちが常に探し求めている「世界的なコーヒー競技会で使われる特別なコーヒー」の良い例であると言えるでしょう。
この農園は「Rocky Mountain」と呼ばれ、チリキ地方、サンタクララにあるRocosa Montanaという場所にあります。農場は海抜1,875mにあり、Hartmann家のAllan Hartmann氏によって運営されています。Rocky Mountain は家族経営の小規模な農場で、 AllanはFinca Hartmannの加工マネージャーも兼ねています。Allanと彼の兄弟は最新の技術を駆使した精製方法( Processing)に挑戦することでもよく知られており、このアナエロビック・プロセスのGesha種はそれを見事に体現しているのです。
しかし、ここで疑問が湧き上がります。なぜこのコーヒーは「ヘラクレス」なのでしょうか? それを尋ねたところ、Allan はこう答えました。
「このGesha種の葉の先端はヘラクレスオオカブトムシのように茶色です。これはAllanのお気に入りの昆虫であり、実は農場のロゴにもなっているのです」。
このロットは2020年4月11日に収穫。コーヒーを摘み取った後、コーヒーチェリーはプラスチックの発酵タンクに8日間放置され、嫌気性発酵される。その後、コーヒーチェリーの果実を剥がし、水分量が11%になるまで30日間、アフリカンベッドの上で乾燥。さらにコーヒーは管理の行き届いた倉庫に運ばれ、3ヶ月寝かされてから脱穀処理を行う。
このコーヒーの品質は正しく管理され、世界最高水準の技術でが精製( Processing)が施されています。それが理由で、この完璧な味が実現しているのです。この上なく芳醇でフレーバーのバランスが良く、コーヒーチェリーがもつ甘い味は長く続きます。 このような素晴らしいコーヒーがコロナウイルス感染拡大のために2020年のWorld Coffee Eventでお披露目される機会を失ってしまったことは残念でなりません。
白い花の花束、甘いアプリコットと発泡性のイチゴレモネードのフレーバーをお楽しみください。
農園: Rocky Mountain
農家: Allan Hartmann
栽培エリア: Chiriqui, Panama
栽培地海抜: 1,875 masl
品種: Gesha
精製方法: Anaerobic
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