El Paraiso
スラープ・レア、今月の焙煎家はGlitch Coffee & Roastersの鈴木和清氏です。
グリッチコーヒーは古き良き東京の景色を残す東京・神田で2014年に開店しました。
2003年の世界バリスタチャンピオンであるポール・バセット氏のもとでキャリアを積み、韓国をはじめアジア各国のコーヒーの仕入れに携わってきた鈴木氏がオーナーの焙煎所兼カフェです。彼はその豊かな経験から独自の焙煎メソッドを生み出し、日本にライトローストのコーヒーを定着させた立役者としての顔があります。
お店ではブレンドコーヒーを一切扱わず、販売はシングルオリジンのコーヒーのみ。今でこそGlitchと似たようなお店は少しづつ増えてはいますが、今から5年前の日本ではかなり珍しい「個性的な店」として、まず外国人のお客様に注目を集めることとなりました。今では日本そしてアジアで、コーヒー好きなら知らない人はいない「ライト・ローストコーヒーの聖地」となっていると言っても過言ではないかもしれません。
El Paraiso はコロンビアのCauca県にあるDiego Samuel Bermúdezと彼の家族の所有する家族経営の農園です。13年前にコーヒー栽培を始め、大きな投資をしながら熱意をもって木々を育ててきました。
彼はコロンビアのアナエロビックプロセス(嫌気性プロセス)の第一人者としてもよく知られた存在です。彼らの「Thermal Shock」法は発酵プロセスを制御するために、コーヒーチェリーとミューシレージを異なる温度の水にさらします この方法によって信じられないほど芳香のある複雑な一杯が完成します。
「Doble Anaerobic 」という名前について説明を加えましょう。これは「2つの別々の発酵」を意味します。 最初の発酵は密閉されたタンク内にあるコーヒーチェリー全体に対して行われ、2番目の発酵はパルプを抜いた後のミューシレージに対して行われます。 このプロセスを行うことで、Diego氏はコーヒー豆がもつ「ノート」を引き出し、クリーンで澄み通ったプロファイルが実現します。
農園: Finca El Paraiso
生産者: Diego Samuel Bermúdez
栽培エリア: Cauca, Colombia
栽培地標高: 1,750m
品種: Castillo
精製方法: Doble Anaerobic Washe
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