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Don Mayo

Don Mayo
2021-09-03 Miyuki Ito

Don Mayo

今回のロースターはGOLPIE COFFEEの河合佑哉氏です。2015年にJapan Coffee Roasting Championshipで優勝したことも彼の素晴らしい経歴ですが、彼はカップ・オブ・エクセレンスの国際審査員でもあります。

コスタリカのコーヒー産地のひとつとして名高い「タラス地区」。このエリアの中でも、最も有名なマイクロミルが、今回のコーヒーが精製された「Don Mayo」です。マイクロミルとは摘み取ったコーヒーチェリーの果肉を剥いたり、洗ったり、乾燥させたりし、生豆(グリーンビーンズ)の状態に加工する小さな精製工場のこと。ここでの作業がスペシャルティコーヒーの質を決定づけることから、近年、その存在感を増しています。

Don Mayo は2005年から2006年にかけてコスタリカで湧き起こった「Micromill Revolution 」を牽引したマイクロミルのひとつです。
それまでコーヒーの価格はニューヨークの先物取引で決まってしまうもので、生産者はなんら影響力をもちませんでした。しかし、この改革を経て、コーヒーの生産者が価格に影響を与えることができるようになりました。品質の高いコーヒーはカップ・オブ・エクセレンスなどのオークションを通して、それまでの4〜5倍、最高品質のコーヒーともなれば20倍の値段がつくように。生産者の収入が上がることにより、彼らは栽培環境や施設に投資をすることができ、さらに高い品質のコーヒーを目指すことができます。

このように「買い叩かれる生産者」というこれまでの仕組みを大胆に変えることに貢献した「Don Mayo」は「マイクロミル第一世代」と位置付けられています。現在は「第四世代」となっており、コスタリカ全土に約200箇所のマイクロミルが誕生し、「Don Mayo に続け!」と言わんばかりに高品質なコーヒー生産に力を入れてています。

Dom Mayo マイクロミルはオーナーとその2人の息子によって家族経営されており、10の農園を率いています。そのひとつ、Los Tucanes農園ではHector Bonilla氏と彼の2人の息子が特別な4WDの車でないと辿り着けないような急勾配の斜面を利用して、ゲイシャ種を丁寧に育てています。地形の影響で生産エリアは霧に包まれることも多く、コーヒーの栽培には最高の環境です。

厳選されたコーヒーチェリーは密閉されたタンクでの嫌気的発酵を経て、フルーティーで甘い香りのコーヒーに生まれ変わります。

ラム酒、マスカット、シナモン、ドライアプリコット、キウイフルーツのノートが感じられます。またカップは複雑で、ビロードのような滑らかな口当たりと余韻の長い後味もお楽しみください。

農園:: Los Tucanes
生産者:Hector Bonilla & family
マイクロミル:Don Mayo Micromill
栽培エリア:Tarrazu, Costa Rica
海抜:1.850 masl
栽培品種:Geisha
精製方法: Anaerobic Natural

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