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#120 Inka Paahtimo: India Monsoon Malabar

#120 Inka Paahtimo: India Monsoon Malabar
2019-09-05 Nobuko Utsunomiya

スパイス · ナッツ · チョコレート

India Monsoon Malabar

Inka Paahtimo

焙煎日:2019.8.20
焙煎家:Liz Pamela Aranciaga Mauricio

焙煎家より一言

「私たちのIndia Monsoon Malabarは、南西インドのKarnataka州に位置する、Chikmagalur地域のいくつかの農園から来ました。季節風モンスーンを使用したコーヒーの精製方法はインド特有のもので、多くのコーヒー愛好者が好むような、酸味の少ないコーヒーに仕上がるのが特徴です。

言い伝えによると、昔、モンスーンの季節に、Cape of Good Hopeのあたりを約6ヶ月もかけて、木の船で生豆をインドからヨーロッパまで運んでいたそうです。この間、コーヒー豆は常に湿度にさらされ、大きさ、手触り、見た目、そして味に変化がもたらされました。現代では、輸送手段が改善され、輸送中の気象条件により豆が痛むことがなくなったことにより、ヨーロッパのコーヒー愛好家たちは、豆が個性を失くし、馴染みの際立った味が失われたことに気づきました。こうして、昔と同じ様な条件のもとコーヒーを精製する方法を作り上げるべく、新しいプロセスが編み出されることになったのです。

モンスーンの季節、インド南西の沿岸地帯で、ある一定の条件のもと、普通のコーヒーの実に昔の輸送中に起きたものと似たような変化をもたらすことができることがわかりました。こうして、モンスーンを利用した精製方法が誕生したのです。この精製方法は、生産者によって少しずつ違いが見られます。

Monsoon Malabarは、深煎りが好きな方にぴったりのコーヒーだと思います。スパイスやナッツ、チョコレートの風味が残るように、柔らかなローストに仕上げました。この豆は極めて柔らかく、また密度が低いため、いつもよりも丁寧に、そして弱い火力で焙煎しました。最初のクラックは、他のコーヒー豆と比べ、かなり遅れて起こります。

私たちはこのIndia Monsoon Malabarを、粗く挽いてフレンチプレスで楽しむのが好きです。100mlの水に対し、7gのコーヒーを使います。粗目に挽くことで、このコーヒーの持つ特徴が際立ちます。風味をより楽しむため、コーヒー粉の割合をいつもより少し多目にしています。」

生産国:India
地域:Karnataka
農園:Karadykan Estate
生産者:現地のいくつかの農家
品種:Kents, Catimor, Selection 9, S795
栽培地標高:1100-1200m
精製方法:Natural

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